最近話題の画像生成AI【Stable Diffusion】をローカルPC環境で使用してみたくなりました。
Stable Diffusion web UIを使用すればGUIで分かりやすく操作できるようなので入れてみます。
※グラボ非搭載のPCでも使用できるようなのでCPUで動作させるようにしました。
準備に時間かかったのでやり方を残しておきます。
Pythonのインストール
Stable DiffusionはPythonというプログラミング言語で作成されています。
これを入れないと動作しません。
まずか下記リンクよりPythonをダウンロードしてインストールします。

インストーラーを起動して【Install Now】を押します。 完了したら閉じます。
Gitのインストール
Gitとは分散型バージョン管理システムです。
ざっくりいうとファイルバージョンを戻したり、複数人で管理するのに使用します。
Stable Diffusionをダウンロードするのに使用しました。
下記リンクよりGitをダウンロードします。
使用するOSを選びます。
ダウンロードしたインストーラーを起動します。
Nextを続けていきます。
通常の使用であればチェックはそのままで。
Installを押せば進みます。
finishで終了。
Stable Diffusion web UIのインストール
1.Stable Diffusion web UIをインストールしたいフォルダを開きます。
2.右クリックのターミナルで開くでpowershell(コマンドプロンプト)を開きます。
※フォルダで直接開けばcd でインストール先に移動させる必要がなくなります。
3.Git経由でインストールします。コマンドプロンプトに
git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git
と入れてエンターを押します。
4.インストール完了するまで待ちます。
下記のような表示がされれば完了です。
CPUだけで使用出来るようにする。
CPUだけで使用出来るようにするため、launch.pyを書き換えます。
1.launch.pyを選んで右クリック→プログラムから開く→メモ帳で開きます。
下記の2か所を変更します。変更できていない場合、webui-user.batの実行時に失敗します。
228行目
torch_command = os.environ.get(‘TORCH_COMMAND’, “pip install torch==1.13.1+cu117 torchvision==0.14.1+cu117 –extra-index-url https://download.pytorch.org/whl/cu117”)
→
torch_command = os.environ.get(‘TORCH_COMMAND’, “pip install torch torchvision torchaudio –extra-index-url https://download.pytorch.org/whl/cpu”)
13行目
commandline_args = os.environ.get(‘COMMANDLINE_ARGS’, “”)
→
commandline_args = os.environ.get(‘COMMANDLINE_ARGS’, “–skip-torch-cuda-test –precision full –no-half”)
変更したら保存します。
AIモデルを準備
AIモデルをダウンロードして下記フォルダに入れます。
stable-diffusion-webui\models\Stable-diffusion
AIモデルのファイル何種類かあるけど・・・
AIモデルのダウンロードするときに【.ckpt】と【.safetensors】があります。
どちらをダウンロードすれば・・・ってときは.safetensorsにしましょう。
ざっくりいうとckptは悪意のあるコードが含まれていれば実行できてしまいます。
あとsafetensorsは動作も早い。
起動
webui-user.batを起動します。
Running on local URL: http://127.0.0.1:7860と表示されれば成功です。
表示されたリンク http://127.0.0.1:7860/ をブラウザで開きます。
Stable Diffusion web UIが立ち上がります。
※下記エラーで続行するには何かキーを押してくださいと出た場合。
Couldn’t launch python
exit code: 9009
1.Pythonの場所が分かっていないようなので・・・
コマンドプロンプトを開き、py –list-pathsと入力してエンターします。
2.Pythonのインストールされているディレクトリが表示されるのでC:~.exeまでをコピーします。
3.webui-user.batで右クリックをして編集を開く。
4.set PYTHON=の後に先ほどコピーしたC:~.exeまでを貼り付けます。
5.webui-user.batを立ち上げれば行くはず・・・・
Stable Diffusion web UIの日本語化
1.Extensionsを開きます。
2.localizationのチェックを外します。
3.Loadfromを押します。
画面が変わるので一覧からja_JP Localizationを探しinstallを押します。
4.Settingsを開きます。
5.User Interfaceを開きます。
6.画面下部のLocalizationからja_JPを選びます。
7.Apply Settingsを押して設定を反映。 Reload UIを押してページを再読み込みします。
8.日本語化されました。
画像を生成してみる
txt2imgの中にいわゆる呪文を入れて生成を押せば画像が生成されます。
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