リンク先変更でブラウザキャッシュをRamdiskに移動させる(Chrome・Edge) 【Ramdisk有効活用】

RamDisk有効活用のために各ブラウザキャッシュの保存先をRamDiskに移動させてみます。
設定した結果だけを先に言うと、高速SSDを搭載しているので動作速度は体感で変化ありませんでした。

各ブラウザのシェアを見てみる

下記のサイトを参考にすると、PCで使用されているブラウザのシェアを確認することができます。

Desktop Browser Market Share Worldwide

Chromeを使っている方が多いのが分かります。5つのブラウザでシェアの97%ほどを占めています。
SafariはWindowsPCで使用している方あまりいないと思います。利用者の多いChrome・Edgeの設定をしてみます。

ショートカットのリンク変更でRAMIDISKにキャッシュを移動させる

タスクバー、デスクトップショートカット、スタートメニュー(タイル)のリンク先を変更するだけで、変更したショートカットから開いた場合のキャッシュをRAMDISKなるように設定することができます。

Chromeで試してみました。バージョン: 120.0.6099.200にて出来ることを確認。
※Chromium系のブラウザなら同じ内容でできるようです。 Braveブラウザで確認済済み。

→自分の環境ではEdgeのショートカット変更しても出来ませんでした。シンボリックリンクの変更を行いました。
※スタートアップブーストを無効化したら出来るといった記事も見かけましたがダメでした。

 

タスクバーのリンク開き方

タスクバーのアイコンを右クリック→【Google Chrome】を右クリック

【プロパティ】を開く

 

 

デスクトップショートカットのリンク開き方

アイコンを右クリック→【プロパティ】を開く

 

スタートメニュー(タイル)のリンク開き方

アイコンを右クリックし【その他】を開く

【ファイルの場所を開く】を押しファイル保存先を開く

GoogleChromeのショートカットがあるので右クリックから【プロパティ】を開く

 

リンク先の変更

上の手順で使用しているリンクのプロパティを開きます。
ショートカットタブの中にリンク先の入力箇所があります。

元のリンク先は下記になっていると思います。

"C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe"

末尾に→を追加します。【-disk-cache-dir=”キャッシュの保存先”】
自分の環境だと下記のようになりました。
※RAMDISKをRドライブに設定。BrowserCache\Chromeというフォルダを作成し中に保存するようにしました。

"C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe" -disk-cache-dir="R:\BrowserCache\Chrome"

保存して完了です。 ブラウザを開きなおすと保存先が変わっています。

 

シンボリックリンク

1.キャッシュの削除を行う必要があります。
下の不要なキャッシュを削除してみるを参考に、CacheフォルダとCode Cacheフォルダの2つを削除します。

※削除していないと”既に存在するファイルを作成することはできません。”と表示されて失敗します。

2.コマンドプロンプトを管理者として開きます。

下のmklink~をコピーして貼り付けます。キャッシュの保存先は任意のフォルダに変更します。
自分の環境ではR:\Browser_Cache\edgeに保存したかったのでこんな感じにしました。
mklink /d “%LOCALAPPDATA%\Microsoft\Edge\User Data\Default\Cache” “R:\Browser_Cache\edge”

Cache
mklink /d "%LOCALAPPDATA%\Microsoft\Edge\User Data\Default\Cache" "キャッシュの保存先"
Code Cache
mklink /d "%LOCALAPPDATA%\Microsoft\Edge\User Data\Default\Code Cache" "キャッシュの保存先"

 

不要なキャッシュを削除してみる

元々のキャッシュファイルは下記フォルダ内にあります。
エクスプローラーに張りつければすぐに開けれます。

Edge
%LOCALAPPDATA%\Microsoft\Edge\User Data\Default
Chrome
%LOCALAPPDATA%\Google\Chrome\User Data

CacheフォルダとCode Cacheフォルダの2つがあるので削除します。

 

まとめ

PC環境によってはうまくいかない

 

 

 

 

 

 

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